食べれる野草(秋)

【食べれる野草】ヤブマメ(藪豆)は地下にできる豆が食べられます

出典:https://arakawasaitama.com/

ヤブマメについて

植物名 ヤブマメ(藪豆)
分類 マメ科ヤブマメ属
分布・育成地 北海道から九州
開花の時期 9月から10月
採取する時期 10月から12月
食用利用する部位 地中にできる豆

ヤブマメ(藪豆)は日本や朝鮮半島、中国、ロシア、インドなどの地域に自生するつる性の一年草の植物で、学名は「Amphicarpaea edgeworthii Benth.」。中国名は「两型豆」。

草地や林縁に自生しており、つる性の植物なので他の植物に巻き付いて成長します。

葉は3枚の小葉からなる複葉で(3小葉)、幅広の卵形をしています。

花は2cm弱の大きさの蝶形花で、筒状に伸びた部分は白く、先端部は薄紫色に染まります。

花言葉は「生命力の強さ」「二股」です。

ヤブマメの特徴

ヤブマメには普通に開花する開放花と、開花せずに蕾のまま受粉して実をつける閉鎖花の2つの花をつけるという特徴があります。

また、このヤブマメの閉鎖花は、地上だけではなく地中にも現れ、地下で実を作ります。

地上で咲いた花は3つ程のごく小さい実を作りますが、地下茎につく閉鎖花にできる実は一つだけです。しかし、地上でできる実よりも数倍も大きいものが作られます。

出典:https://www.tokyo-park.or.jp/

地上の花で実った豆は小さすぎるため、ヤブマメを食用利用する際は、基本的に地下で実った豆を使用します。

ヤブマメの採取時期と食べれる部位

ヤブマメは前述のとおり、地下にできる種子の方を食べます。

採集は10月から12月の開花が終わった後で、秋から初冬にかけての時期が採取するタイミングになります。北方の雪国の場合は、雪が消えた後の初春の時期でも採集できるようです。

採集するには、ヤブマメはつる植物なので、巻き付いている対象の物体や植物からつるの根本を探っていき、根の位置を探る必要があります。

根の位置が分かったら、約10cm程度までの深さの間に根が張っているので根ごと掘り出し、種子を採集しましょう。

ヤブマメの採取に関するポイント

  • 採取する時期は10月から12月
  • 本州から九州にかけて自生し、草地や林縁、田んぼのあぜ道などで採取可能
  • 採取する部位は地下に作られる種子

 

注意

市街地や都市部近郊に生えている野草は注意が必要です。

・農薬や除草剤が撒かれている場所は土壌汚染されています。採取は避けましょう。

・犬猫などのペットや動物が歩き回っている場所は、動物の糞尿で汚染されている危険性があるので採取は避けましょう。

・車などの交通量が多い場所は排気ガスによる汚染の可能性があるので、採取は避けましょう。

また、私有地となっている山地や各種公園指定を受けている山地では野草の採集が禁止されていますので、このような場所での野草の採取はやめましょう。

 

ポイント

各自治体が特別に注意事項を告知している場合があります。

地方に野草の採集に行かれる方は、その地方の自治体の告知を確認することをオススメします。

(栃木県の例)

野草類の放射性物質による汚染に関する注意喚起がなされています。

(新潟県の例)

山野草を採取する人向けに食中毒に関する注意喚起がなされています。

 

ヤブマメの下処理や食べ方について

ヤブマメの実は地中にできるので、まずはしっかり水洗いして土を洗い流す必要があります。

洗うのと同時に薄皮も剥いておきましょう。

ヤブマメの実は生の状態でも苦味やエグみは少なめです。下茹では、塩ひとつまみ入れた熱湯で5~7分ほど茹でて、冷水にさらします。

茹でた後に米と一緒に炊いて豆ごはんにしたり、煮物の具材に使ったり、甘辛い味付けで炒めものにするなどの調理方法で美味しくいただけます。

また、ヤブマメはアイヌ民族の間ではアハという名前で呼ばれており、アワやキビなどの雑穀と同様に食用利用されていた歴史があるそうです。

調理方法

  • 茹でる
  • 炊く
  • 炒める

 

下ごしらえに関する注意点

近年は野生動物が人里に降りてくるようになり、野生動物を介して野草に寄生虫の幼生や卵が付着するリスクが高まっています。

採取した野草を単体でしっかり水洗いし、熱湯で下茹ですることで寄生虫のリスクを避けることが出来ますので、必ず水洗いと下茹でを行いましょう。

炒め物や煮物で複数の具材を使用する場合、どうしても加熱にムラが出てしまうため、安全のため熱湯で下茹でした方が良いです。

注意ポイント

「毒性のある植物は加熱すれば大丈夫」と一般的に言われていますが、家庭での加熱では減毒するのは難しいのが現実です。(食中毒で入院した方も加熱処理していたのに入院する事態になっています)

毒性のある野草を食べるのは危険ですので止めましょう!

-食べれる野草(秋)

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