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ダリアの花言葉・由来・誕生花・豆知識

ダリア 花言葉

AnnaERによるPixabayからの画像

ダリアの花言葉

ダリアの西洋での花言葉は「dignity(威厳)」「elegance(優雅)」

日本でのダリアの花言葉は「気品」「威厳」「栄華」「優雅」「裏切り」「移り気」「不安定」「気まぐれ」などがあります。

ダリアの花言葉の由来は?

ダリアの花言葉には「気品」「優雅」といった花の美しさや華麗さから名付けられている良い意味の花言葉がある反面、「裏切り」や「移り気」といったあまり良くない意味の花言葉も存在します。

実はダリアのネガティブな花言葉はフランスにまつわるエピソードからきています。

ダリアの花言葉「裏切り」「移り気」の由来について

ダリアの花言葉「裏切り」「移り気」の由来はナポレオンの最初の妻・ジョセフィーヌのとあるエピソードからきています。

ジョセフィーヌは花が大好きで、宮廷の庭に珍しい品種のダリアを咲かせて大層ダリアを愛でていましたが、彼女はそのダリアを独占していました。

ある日、一人の貴族がそのダリアを一輪分けてほしいとジョセフィーヌに頼んだのですが、ジョセフィーヌはその申し出を拒否しました。

腹を立てたその貴族は、愛人のポーランドの貴族を利用して宮廷の庭師をしていた人物にダリアを盗ませます。

そしてダリアを盗んだ貴族は、自分の庭でダリアをたくさん咲かせたのでした。

その事実を知ったジョセフィーヌは庭師をクビにし、ダリアの盗難に関与したポーランドの貴族を追放しますが、あれ程気に入っていたダリアへの関心をすっかり失ってしまい、見向きもしなくなりました。

この逸話から、ダリアの花言葉「裏切り」「移り気」が付けられたといわれています。

参考

「移り気」の花言葉については別の説があります。

実はジョセフィーヌはかなり男性遍歴に関して奔放だったそうで、夫のナポレオンのことを「つまらない男」と評して何人もの愛人と浮気を繰り返していたそうで、ダリアの花言葉「移り気」はジョセフィーヌのそのような素行からつけられたという説もあります。

また、「不安定」という花言葉については、ダリアがフランス革命後の政情不安定な時代に流行して広まったことから付けられたと言われています。

ダリアの色別の花言葉は?

●白いダリアの花言葉

白いダリアの花言葉は「豊かな愛情」「感謝」。白という色が持つ高潔で崇高なイメージと、ダリアの気品ある美麗な花姿から付けられたのでしょう。 白いダリアは結婚式のブーケや装飾にも使用されることが多く、その花言葉に相応しいシチュエーションで利用されていますね。

●赤いダリアの花言葉

赤いダリアの花言葉は「栄華」「華麗」。 赤いダリアの品種には「熱唱」「純愛の君」など、情熱的な名前の品種がありますが、赤という色のイメージや花姿から「華麗」「栄華」といった花言葉が連想されますね。

●黄色いダリアの花言葉

黄色いダリアの花言葉は「優美」「栄華」。

「栄華」については、黄色という黄金をイメージする色から財産や繁栄を意味する言葉が付けられたといわれています。

「優美」については黄色のダリアの持つ華やかさと美麗さから付けられたようです。

ダリアの種類

ダリアは3万種以上と非常に多くの種類がある花です。

花の色や大きさも品種によって千差万別ですが、ここではいくつかのダリアの品種について解説します。

皇帝ダリア

皇帝ダリアの学名はダリア・インペリアル(Dahlia imperialis)。別名で木立ダリアと呼ばれることもあります。

なぜ「木立ダリア」と呼ばれるのか?

それは、皇帝ダリアが人の背丈より高く伸びる品種だからなんですね。英語では「Tree dahlia」と呼ばれています。

皇帝ダリアの花は枝の先端に咲き、花色は薄紫。花の大きさは15~20cmくらいです。

ちなみに皇帝ダリアの花言葉は「乙女の真心」「乙女の純潔」です。

ダリア・ムーンワルツ

花はスイレン咲きの中輪(17cm程)で、ピンク色から黄色へのグラデーションがとても美しい花です。

柔らかい雰囲気の品種で切り花としても非常に人気があります。

ダリア・ポートライトペアビューティー

オレンジと白のグラデーションが特徴の中輪咲きのダリアで、花の大きさは17cm程度。

ダリアの中でも花持ちがよく、晩秋まで安定して開花する品種で切り花でも人気のあるダリアです。

ダリアの誕生花

●ダリアの誕生花(5-8月期)

5月5日、 6月2日、 6月5日、 7月27日、 7月28日、 7月29日、 8月13日、 8月17日

●ダリアの誕生花(9-10月期)

9月2日、 9月3日、 9月10日、 9月15日、 9月21日、 9月23日、 9月24日、 10月18日、 10月22日

ダリアの豆知識

ダリアはキク科ダリア属に属する植物で学名は「Dahlia」。英名も同様にDahliaの名で呼ばれています。

多年草で高温で乾燥した環境に適しており、種類も豊富で草丈は1~5mまで、花径は5〜30cmまでと品種によって大きさや花の形状がいくつにも分かれています。

ダリアはメキシコ原産の花で、15世紀頃のアステカ帝国時代に神聖な花として栽培されており、近代ではメキシコの国花に指定されています。

また、アメリカでは1913年にシアトル市が、1926年にサンフランシスコ市がダリアを市の公式花に指定しています。

ダリアは18世紀頃にメキシコからヨーロッパに伝来し、その後オランダから日本にも渡来しました。

ダリアの花名の由来

ダリア(Dahlia)の花名の由来は、スウェーデンの植物学者アンデシュ・ダール(Anders Dahl)が由来だといわれています。

ダリアの花は18世紀頃にメキシコからヨーロッパへ伝えられていますが、メキシコシティ植物園長のセルバンテスが、スペインのマドリード王立植物園長のアントニオ・ホセ・カヴァニレスにダリアの種を送った、というのが具体的な経緯のようです。

そしてアントニオ・ホセ・カヴァニレスは、スウェーデンの植物学者アンデシュ・ダール(Anders Dahl)にちなんで「ダーリア(Dahlia)」と名付けました。

ちなみにダリアの和名は「天竺牡丹」といいますが、これは花の形が牡丹に似ていることから名付けられたようで、江戸時代の1842年にオランダから長崎に持ち込まれました。

天竺というとインドのことを指すと思われがちですが、当時は外国から渡ってきた貴重な品にはなんでもかんでも天竺とつけていたそうで、そのためにヨーロッパから持ち込まれたダリアの和名は「天竺牡丹(テンジクボタン)」と名付けられたようです。

青いダリアは存在しない?

ダリアには赤・ピンク・白・黄色などあらゆる色がありますが、青色だけは例外です。

19世紀のロンドンの新聞では、青いダリアを作出した育種家に1ポンドの賞金を出していました。また、エディンバラのカレドニア園芸協会は、青いダリアを作った人に2000ポンドの賞金を出しました。

しかし今日まで、青いダリアを作ろうとしてもすべて失敗しており、青に近い品種がいくつかできただけなので、「青いダリア」は不可能なもの、手の届かないものという比喩的な意味で使われています。

ちなみに2012年6月に、日本の千葉大大学院の三位教授らが遺伝子組み込みによって青いダリアの開発に成功したという発表がありましたが…

写真で見ると青というよりは紫に近い色味であり、やはり完全な青いダリアの開発は難しいようです。

ダリアの効能について

ダリアの塊茎にはイヌリンという物質が含まれています。

イヌリンとはキク科の植物によって作られる多糖類の一種で、水溶性の食物繊維に分類されます。

イヌリンは人の腸内で発酵分解されるとフラクトオリゴ糖になり、腸内で善玉菌のエサとなるため、腸内環境を整える効果を持つとされていますが、過剰に摂取しすぎると腸内の発酵で生じたガスにより腹部膨満を来たす可能性があるので気をつける必要があります。

近年は甘味料として飲み物やお菓子に用いられていますが、インスリンが発見される以前の20世紀のアメリカやヨーロッパでは、糖尿病患者にダリアの塊茎から得られるイヌリンを原料とした「アトランティックスターチ」や「糖尿病用糖」と呼ばれる物質がよく投与されていました。

また、第二次大戦中の日本では、製薬会社がダリアの塊茎に含まれるイヌリンに興奮作用があると発表したため、兵士の士気高揚のために利用しようと軍部からダリアの栽培を命じられることがあったそうです。(実際にそのような効果があったかどうかは不明)

ダリアは食べられる?

キク科の植物は食べることができるものが多いといわれており、ダリアも例外ではありません。

他の食用菊と同様に、花や葉をサラダや酢の物などの飾りとして食することもできますし、花をまるごと揚げたダリアの天ぷらダリアのソフトクリームも販売されています。

ただし塊根(球根)については「さつまいもに似ているが美味しくない」と評されており、山本有三の「路傍の石」という小説でダリアを食べた主人公が「不味い」と言っていたという話があり、残念ながら美味しくはないようです。

 

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