花言葉・カ行

カンパニュラの花言葉・由来・誕生花・豆知識

Campanula カンパニュラ

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カンパニュラの花言葉

カンパニュラの西洋における花言葉は、「gratitude(感謝)」「constancy(不変、節操)」

日本でのカンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実」「節操」「思いを告げる」「おしゃべり」「うるさい」です。

カンパニュラの花言葉の由来は?

カンパニュラの花言葉の由来はギリシャ神話にあるといわれています。

美しい精霊であるカンパニュールはオリンポスの果樹園にある黄金のリンゴを守っていましたが、ある日、一人の兵士が果樹園から黄金のリンゴを盗もうとしました。

カンパニュールは銀の鈴を鳴らして助けを呼びますが助けは来ず、兵士によって命を奪われてしまいます。

慈悲深い女神のフローラはカンパニュールの死を悼み、その姿を鐘の形をしたカンパニュラの花に変えたと言い伝えられています。

カンパニュールは命を懸けて黄金のリンゴを守ろうとしましたが、この行動から「感謝」「誠実」という花言葉が誕生したと言われています。

また、この神話によりカンパニュラには「守れなかった命」という意味も込められています。

さらにカンパニュラの花の形状が教会の鐘に似ているため、教会の教えがカンパニュラの花言葉の由来になっているという説もあります。

花言葉「うるさい」「おしゃべり」の由来は?

カンパニュラの花言葉には「うるさい」「おしゃべり」といったものもあります。

これは釣鐘型の花をたくさんつけるカンパニュラの姿が、たくさんの鐘を鳴らしているかのように見える様子が「うるさいおしゃべり」をしているように見える、というところから来ていると言われています。

カンパニュラの誕生花

●カンパニュラの誕生花(3-6月期)

3月4日、 3月7日、 4月23日、 5月12日、 5月15日、 5月26日、 6月3日、 6月11日、 6月15日

●カンパニュラの誕生花(7-11月期)

7月8日、 7月10日、 7月11日、 7月27日、 10月4日、 11月21日

カンパニュラの豆知識

北半球の温帯地域の地中海沿岸に自生するカンパニュラは、キキョウ科ホタルブクロ属の植物です。

約300種程の種類があり、代表的なものが「風鈴草」や「釣鐘草」などの和名で知られている「カンパニュラ・メディウム」という品種で、青紫、白、ピンクの釣鐘型の花を咲かせます。

東アジア原産のカンパニュラである「ホタルブクロ(カンパネラ・プンクタータ)」は中国や朝鮮半島、シベリアの山野などで見られ、日本では「提灯花」という和名で呼ばれており、花は長めの釣鐘型で下向きに咲き、赤紫や白い色の花を咲かせます。

また、花の形や色が似ているために「乙女桔梗(オトメギキョウ)」の名で呼ばれているものは、クロアチアのダルマチア地方原産であることから「Dalmatian bellflower(ダルメシアン・ベルフラワー)」と呼ばれています。

葉の形状が桃の葉に似ている「カンパニュラ・パーシフォリア」は、日本では「桃葉桔梗(モモバギキョウ)」と呼ばれており、白や紫のキキョウに似た形の花を咲かせます。

他の品種としては、リンドウのように複数の花を上向きに咲かせる「リンドウ咲きカンパニュラ」と呼ばれる「カンパニュラ・グロメラータ」は、熊本県八代市で発見されたことから「八代草(ヤツシロソウ)」と名付けられています。

カンパニュラの花名の由来

カンパニュラという花名は、ラテン語で小さな鐘を意味する「campana」が由来となっています。

学名は「Campanula」です。

英名は「Bell flower(ベルフラワー)」ですが、これは花の形状が釣鐘のような形をしていることからこのように呼ばれることになりました。

他にもカンターベリー寺院を目指す巡礼者が鳴らした鐘に似ていることから、「カンターベリー寺院の鐘」といわれることもあるそうです。

前述のとおり日本では品種によって「風鈴草」「釣鐘草」「提灯花」「乙女桔梗」などと呼ばれ親しまれています。

カンパニュラの特徴

カンパニュラは、キキョウ科ホタルブクロ属に分類される観賞用植物。

カンパニュラの仲間は非常に多く、花色や花形も品種によって異なり草丈10cm程度から100cmになるものまで250種もの品種があるといわれています。

日本にはホタルブクロやヤツシロソウなどが自生していますが、日本で一般的にカンパニュラといえば南ヨーロッパ原産のカンパニュラ・メディウムを示しています。

カンパニュラ・メディウムはヨーロッパでは古くから栽培されてきた植物で、中心からまっすぐ伸びた花茎が上部で枝分かれして、それらの先端に5~7センチ程の釣鐘型の花を上向きに咲かせます。

花色は多彩で紫、ピンク、白などがあり、咲き終わると果実が実って種を残して株は完全に枯れます。

花を咲かせるには十分に育てた株を冬の寒さにさらす必要がありましたが、近年は寒さに当てなくても開花する園芸品種が作り出されています。

カンパニュラの用途・効能

カンパニュラは植物全体が食用として用いられ、その栄養価も高いとされています。

Campanula rapunculus は別名 "ランピオン "とも呼ばれ、根を食用にするためによく栽培されていました。根は生でも食べられますが調理してもよく、他の根菜類と混ぜて食べられているようです。

カンパニュラの葉はビタミンCが豊富に含まれており、天ぷらとして食されることもあります。

また、春の若芽はアスパラガスのように湯通しして調理することで食用にされているそうです。

※ カンパニュラと同じキキョウ科ホタルブクロ属に属するホタルブクロは、日本でも食べられる花として一部で食用利用されています。

カンパニュラとヴィーナスの伝説

カンパニュラの花には、いくつかの興味深い伝説がありますが、中でも最も有名なのはヴィーナスの話です。

以下にその伝説についてご紹介します。

参考

ローマの愛と美の女神であるヴィーナスは、とても美しい女神でしたがうぬぼれが強い女性でした。

彼女は魔法の鏡を持っていて、その鏡を見ると誰でも美しく見え、美しか見えなくなります。

ある日、ヴィーナスは大切な鏡を失くしてしまいますが、それを見つけたのは平凡な羊飼いの少年でした。彼は鏡の中の自分を見て幸せな気持ちになり、その鏡を自分の手元に置くことにしました。

美しい女神・ヴィーナスは必死になってキューピッドを呼び、地上で鏡を見つけて取り戻すよう命じます。

キューピッドは羊飼いの少年を見つけて、鏡を返すように頼みましたが、もう手遅れでした。羊飼いの少年は鏡の魔法にかかっており、自分から進んで鏡を手放すことが出来なくなっていたのです。

女神の鏡を取り戻そうと、キューピッドは羊飼いの少年の手に矢を放ち、鏡を手放させました。鏡は地面に落ちて、細かく砕け散りました。鏡の破片が地面に落ちたところから、美しいbellflower(ベルフラワー)の花が生えていったそうです。

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